今回は「コロナショックで積立貯蓄を始めよう」という記事を読んで思ったことを書こうと思います。
簡単に思ったことを言うと、
- 今、初心者の人に投資をはじめるのを勧めるのはどうなのか?
と疑問を持ちました。
あくまでも個人的な感想で間違っているかもしれませんので、参考程度にしていただけると助かります。
簡単な記事の内容
記事によると、新型コロナウイルスの影響により2020年4月~6月の支出は、昨年の同時期と比べて2万8427円減っているそうです(2人以上世帯)。
そこで、収入が減っていないのであれば、
- つみたてNISAによる積立
- 貴金属の積立
をしてみてはどうかと勧めています。
貯金をしていてもお金が増えない時代なので、無理のない範囲で投資をすすめることは問題ないと思います。ですが、このタイミングで投資を始めることをすすめるのはどうなのか?と疑問を持ちました(記事の配信は9月13日)。
以下、引っかかりを感じた理由について説明します。
今、初心者の人が投資をはじめるのはおすすめできないのでは?
記事では、株価がすでに暴落前の水準に戻っていることを書きつつも、現在の株価は国内総生産の減少を反映していないので、いつ下落してもおかしくないと主張しています。
おそらく、下落したときに安く買うことができるので、積立で投資信託を買うことをおすすめしているのでしょうが、これは初心者の人に投資をすすめるタイミングかと疑問を感じます。
すでにある程度投資の経験がある人なら分かってくれるのではないかと思いますが、
- 投資をはじめて間もない頃は価格変動に一喜一憂しがち
- 投資をはじめてすぐに大きく下落した場合、投資を続けることができるのか
という問題があると思います。
初心者の人に大きく下落する可能性のあるタイミング(≒投資を続けるのが難しいタイミング)で投資を勧めるのはどうなのかと思ったわけです。
コロナ収束後も続くのか
さらに、コロナが解決した後も投資を続けることができるのかという問題があると思います。
以前、述べたように投資信託でお金を増やすのには時間がかかります。
今、コロナの影響で支出が減っているので、コロナが解決した後も支出を増やすことなく、投資を続けることができるのか疑問を感じます。もし、続けることができないのであれば、たいした利益は出せずに終わるでしょう。
まずは勉強をしてから
積立投資であれば、どのタイミングで始めても問題ないと思います。ただし、それは投資を続けることができるのであればという条件付きです。
投資の勉強をしたことがない人は、まず本を読んで長期・積立・分散投資について勉強をすることで、投資を続けることの重要性を理解することが大事だと考えます。そうすれば、投資で成功する可能性を大きく上げることができるからです。
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