楽天証券のファンド・セレクション(2020年冬)の中に「農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね」というファンドがありましたので内容を調べて見ました。”おおぶね”に興味がある人の参考になればと思います。
目的・特色
「農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね」は、
- 加価値の高い産業
- 圧倒的な競争優位性
- 長期的な潮流
の3つの条件を満たす”構造的に強靭な企業”に厳選して投資をするアクティブファンドになります(20~30銘柄に厳選とのこと)。
他の特徴としては、
- 投資対象は、米国に上場している企業
- 短期売買ではなく長期投資
- 分配金は年1回、状況を見ながら分配
と言ったものがあります。過去に分配金は出していますが、今のところ適切な範囲で出していると思います。
なお、月次レポートによると2020年11月30日時点の組入上位銘柄は次のようになっています。
DISNEYやVISA、NIKEと言った日本でもなじみのある銘柄が含まれている一方、個人的には聞いたことのない銘柄も含まれています。組入銘柄について調べたうえで、投資をするかしないか決めた方がよいでしょう。
信託報酬、純資産など
アクティブファンドでも信託報酬は低く、純資産は多い方が良いので確認をしておきます。
- 購入時手数料:最大2.2%
- 信託報酬:0.99%
- 純資産:約70億円
- 信託期間:無期限
※2021年1月1日時点。購入時手数料は販売会社によって異なります。
信託報酬はアクティブファンドと言うこともあり1%近くありますが、外国株式へ投資をするアクティブファンドの中では良心的ではないかと思います。純資産は70億円と比較的少なめですが、順調に増加していますので問題はないかと思います。
注意
購入時手数料があるとその分リターンが悪化します。なので、購入するのであれば、購入時手数料がかからない販売会社で購入することをおすすめします。
パフォーマンスの比較
アクティブファンドなので気になるのがパフォーマンスです。ここでは全米の株式に投資をしている楽天・全米株式インデックス・ファンドと比較をしてみます。
橙がおおぶね、青が楽天VTIになります。楽天VTIの設定日である2017年9月29日を0%として比較しました。
長期的には”おおぶね”の方が良いパフォーマンスとなっています。ただし、一時的に市場平均より劣るときがありますので、そういったときに信頼できるか考えていただきたいです。
まとめ
現時点では「おおぶね」のパフォーマンスは素晴らしい状況です。今後どうなるかは分かりませんが、S&P500指数を上回るリターンを得たいと考えているなら一考してみる価値はあるのではないかと思います。
以上、参考になれば幸いです。
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個人的には米国以外にも投資をしておく方が無難だと思います。
商品名だけで良し悪しを判断することは止めておいた方が良いです。