以前、分配金利回りの高い国内ETFについて紹介したことがありましたが、今回は普通に全世界の株式に投資をするETFについて紹介をします。高配当ではなく基本通りに全世界の株式に投資をしたい人の参考になれば幸いです。
なお、今回も楽天証券にて売買手数料の国内ETFからの紹介になります。
国内ETFで全世界株式に投資をする方法
MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信
MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信は、一番シンプルに全世界の株式に投資ができる国内ETFになります。この1本だけで日本を含む先進国および新興国の株式に投資をすることができます。
信託報酬は0.0858%、分配月は6月、12月の2回になります。
1口あたり1万円ほどしますが、
- 1口から購入することができること
- このETFだけで全世界の株式にリバランスなしで投資できること
を考えると国内ETFの中では1番良い選択肢だと思います。
次に、自分で組み合わせて投資をする場合や為替ヘッジありの場合について見てみます。
自分で組み合わせるならiシェアーズETF
- iシェアーズ・コア MSCI 先進国株(除く日本)ETF
- iシェアーズ・コア MSCI 新興国株 ETF
- iシェアーズ・コア TOPIX ETF
などを組み合わせることで、世界の株式に投資をすることができます。
信託報酬は0.06%~0.23%、分配月はどれも2月、8月の2回になります。
1口あたりの価格が安く1口から購入できるので、比較的少額から全世界の株式に投資をできる点が良いです。
ただし、言うまでもないかもしれませんが、
- 購入の手間
- リバランスの手間
など、MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信にはない手間が発生します。
一方、国内、先進国、新興国の比率を自由に変更できるというメリットがあります。
為替ヘッジありが良いならNEXT FUNDS ETF
為替が気になると言う人におすすめのETFは、
- NEXT FUNDS 外国株式・MSCI-KOKUSAI指数(為替ヘッジあり)連動型上場投信
になります。
日本を除く先進国の株式に投資をするETFで、名前にもあるように為替ヘッジありになります。
信託報酬は0.17%で、分配月は3月、9月になります。
新興国の株式に投資するETFには為替ヘッジありのものはありません。しかし、新興国株式への投資割合を極端に大きくする人はいないと思いますので、そこまで問題はないと思います。
まとめ
以上から、
- 特に理由がない⇒MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信
- 自分で投資割合を決めたい⇒iシェアーズETF
- 為替ヘッジあり⇒NEXT FUNDS ETF
を利用するとよいでしょう。
なお、特に分配金を受け取りながら投資をしたくない人は、投資信託を利用した方が複利効果を最大限に発揮できるので良いと思います。
〈関連記事〉
リートや債券ETFについては、こちらの記事を参考にしてください。
分配金を受取ながら投資をするのなら投資信託ではなくETFで決まりです。