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投資している会社員のブログ

目論見書の読み方と押さえておきたいポイント

投資信託を買う前に読むことになる目論見書ですが、投資初心者の人には読み方が分からないと言う人もいると思います。


私がおすすめしてきたような低コストのインデックスファンドやバランスファンドの場合は読み飛ばしても問題はありませんが、自分であれこれ商品を探す場合は変な商品を買わないようにするためにも目論見書の読み方を知っておいた方が良いと覆います。


以下、目論見書に書かれていることや押さえておきたいポイントを紹介します。

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目論見書について紹介します

ファンドの目的・特色

目的

表紙の次に「ファンドの目的・特色」を説明するページがあります。


この「目的」では、指数に連動することを目指すのか安定的な運用を目指すのかなど、大雑把な運用の方針が分かります。


いくつか例を見ておきましょう。

例えば、指数に連動することを目指すファンドの一つであるeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)では次のように目的が書かれています。

日本を含む先進国および新興国の株式市場の値動きに連動する投資成果をめざします。


一方、アクティブファンドであるひふみプラスでは次のように目的が書かれています。

「ひふみプラス」は、受益者の長期的な資産形成に貢献するために、円貨での信託財産の長期的な成長を図ることを目的として、ひふみ投信マザーファンド(以下「マザーファンド」といいます。)の受益証券を通じて国内外の株式に投資することにより積極運用を行ないます。

指数に連動することを目指していないので、連動するという文言がありません。


なお、安定した運用を目指すファンドー例えば、東京海上・円資産インデックスバランスファンドーでは、次のように書かれています。

信託財産の着実な成長と安定した収益の確保をめざして運用を行います。

状況に応じて投資割合を変化させるため指数に連動するという文言がありません。また、ひふみプラスと異なり「着実」「安定」といった言葉が見られます。

POINT

  • 積極的な運用をするのか、安定的な運用をするのかなど自分の望む目的となっているかチェックをしましょう。

特色

次の「特色」では、先ほどの目的を達成するためにどのような運用をするのかが書かれています。


ここでは、

  • 投資対象
  • 銘柄の選び方
  • 投資割合
  • 分配方針

などが書かれています。


インデックスファンドの場合は、どの指数に連動することを目指すのか為替ヘッジを行うのかなどが簡単に書かれています。


アクティブファンドでは、ある程度詳しく運用方法について書かれています。例えば、ひふみプラスでは、次のようなことが書かれています。

ひふみプラス目論見書

ひふみプラス目論見書より

ひふみプラス目論見書

ひふみプラス目論見書より

ファンドによってどのような銘柄を選ぶのか、どのような視点で選ぶのかが異なります。  投資割合を状況に応じて変化させるのか、どこまで割合を変化させるのかも異なります。

POINT

  • アクティブファンドの場合、銘柄の選び方など自分の好みに合致しているか、または、信頼できそうかなど確認をしましょう。
  • 投資割合を変化させる場合、どの程度まで変化させるのか確認をしましょう。あまりにも株式の割合を減らしすぎると、後でやってくる回復を逃す可能性が高くなります。

投資リスク

基準価額の変動要因

ファンドの基準価額に影響を与える主要なリスクについて書かれています。

  • 価格変動リスク
  • 為替変動リスク
  • 流動性リスク
  • カントリーリスク
  • 信用リスク

などはほぼすべてのファンドで見られると思います。これらは投資をする上では避けることができないリスクになりますので、読み飛ばしても問題ないと思います。

代表的な資産クラスとの騰落率の比較等

インデックスファンドの場合は比較をしてもあまり意味はありませんが、アクティブファンドの場合は他と比較をすることで、リスクを減らすことができているのか平均的なパフォーマンスは良いのかなど確認することができます。

ひふみプラス目論見書

ひふみプラス目論見書より

ひふみプラスでは、ほかの資産と比べて平均値が高いことがわかりますが、最小値を見ると他の株式資産と同じくらい下落するときもあることがわかります。

POINT

  • アクティブファンドの場合は、他の代表的な資産クラスとの比較を見ることで、優れているファンドかどうか判断する材料の一つになります。
  • 資産の成長を目指しているのに指数の平均より下回っているもの、安定的な運用を目指しているのに最小値が株式とそれほど変わらないなどの場合は注意。

運用実績

ファンドの運用実績が書かれていますが、優れているファンドかどうかを判断するときは、ほかのファンドと比較をする必要があるので読み飛ばしてもよいと思います。

手続・手数料等

ファンドの購入時、保有時、売却時にかかってくる手数料について説明がされています。


具体的には、次のようなものが紹介されています。 

  • 購入時手数料・・・購入時に支払う手数料の上限が書かれています。購入時手数料は販売会社が決めるため、販売会社のホームページなどで確認をする必要があります。
  • 信託報酬・・・保有時に間接的に支払う手数料。純資産に応じて段階的に引き下げられるファンド、運用成果に応じて追加で支払わなければいけないファンドもあるので、目論見書で確認をすることが大事。
  • 信託財産留保額・・・売却時に支払う手数料。
  • その他費用・手数料・・・監査費用や売買手数料など、事前にいくらかかるかわからないもの。どのくらいかかっているかは運用報告書で確認する必要がある。

POINT 

  • 証券会社の画面で同じ信託報酬が表示されていても、実際には純資産に応じて段階的に引き下げられていくもの、成果に応じて追加で報酬を払わなくてはいけないファンドがありますので、ここはしっかりチェックしておいたほうが良いです。

まとめ

目論見書を見ると運用の方針や手数料などを確認することができます。中には証券会社などのファンドページに載っていない情報もありますので、確認をしておいたほうがよいでしょう。


ただし、目論見書の情報だけではわからないこともありますので、他のファンドと比較をしたり、ネットで情報を調べることが大事です。

以上、参考になれば幸いです。


<こちらもおすすめ>

投資初心者の人は1冊は本を読んで勉強をしておいたほうが良いでしょう。 

toushi-ino.hatenablog.com

特に、インデックスファンドの選び方についてはこちらの記事を参考にしていただければと思います。 

toushi-ino.hatenablog.com