私のブログでは、以前書いた記事「【日本は除くべきか?】eMAXIS Slim全世界株式と全世界株式(除く日本)を比較してみる」からの検索流入が非常に多い状況です。そのことから、日本に投資をすべきかすべきではないか悩んでいる人が多いものと思われます。
個人的には、少しの割合であれば日本も含んでおいた方が良いのではないかと考えていますが、中には日本には投資をしたくないと思う人もいると思います。そこで今回は、日本に投資をしないバランスファンドである「野村インデックスファンド・海外5資産バランス」について紹介します。
日本に投資をしたくなく、かつ、バランスファンドでお手軽に投資をしたいという人の参考になればと思います。
野村インデックスファンド・海外5資産バランスについて
運用方針
最初に運用方針などの基本情報について抑えておきます。
野村インデックスファンド・海外5資産バランスでは、外国と新興国の株式・債券に1/6ずつ、外国のリートに1/3投資をするファンドになります。
図で表すと上のようになります。株式:債券:リート=1:1:1で、株式と債券は外国と新興国に半分ずつ投資をすると言うことになります。なお、為替ヘッジは行いません。
信託報酬、純資産など
野村インデックスファンド・海外5資産バランスの信託報酬、純資産などは次のようになっています。
- 購入時手数料:最大2.2%(※)
- 信託報酬:0.66%
- 信託財産留保額:0.2%
- 純資産:24億円
(※)購入時手数料は、各販売会社が決定します。主要ネット証券では購入時手数料がかかりませんが、その他販売会社においては各自確認願います。
2013年9月13日に設定された割には純資産が低く、あまり人気がないことが分かります。また、信託報酬の高さも気になります。
パフォーマンスの比較
最後に、日本を含んで投資をしているバランスファンドとパフォーマンスを比較して見ます。比較にはeMAXISバランス(8資産均等型)を使います。
青が野村5資産、橙がeMAXISバランスになります。なお、野村5資産バランスの設定日である2013年9月13日を0%として比較をしました。
このグラフから
- 長期的には同じようなパフォーマンスになっている
- 野村5資産バランスの方が、為替の影響を大きく受けるためか、値動きが大きい
と言えそうです。
まとめ
日本に投資をしないバランスファンドである「野村インデックスファンド・海外5資産バランス」を紹介しましたが、
- 信託報酬の高さ
- 日本を含むバランスファンドとそこまで変わらないパフォーマンス
と言う点を押さえた上で購入するか考える必要があると思います。
なお、日本には投資をしたくないけど、信託報酬の高さが気になると言う場合は、eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)と外国債券やリートのインデックスファンドを組み合わせて投資をする必要が出てきます。
以上、参考になれば幸いです。
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結局一番大事なことは、長期間続けることです。